2018年1月13日(土) アルピコ交通スタンプラリー



概要
 青春18きっぷ、学生休みの期間が開けたタイミングに出かけてきました。(年末年始はどこも混雑するので出かけず)
目的1)引退直前のスーパーあずさに乗車。
目的2)前回松本城見学時に気になった「旧開智学校」見学
目的3)飯田線で寄り道してコロプラの「伊那地域」取得。
目的4)アルピコ交通のスタンプラリー(前回乗れなかったラッピングトレインに再挑戦) 


参考リンク
 鉄道むすめ:http://tetsudou-musume.net/contents/special/meguri2017/
 旧開智学校(松本市HP):https://www.city.matsumoto.nagano.jp/sisetu/marugotohaku/gakko/

当日の経路・写真 (東武の路線名称は省略)
(1)地元駅(07:06発)→新線新宿駅(07:38着)【都営浅草線→都営新宿線】
JR乗車券が東京都区内有効なので、浅草橋から総武線乗換が安いのですが、
土曜とはいえ総武線のラッシュは混むので、混雑回避で都営新宿線経由。

乗換の途中でお茶とお菓子を購入してJR新宿駅へ。

(2)新宿駅(08:00発)→岡谷駅(10:19着)【JR中央線 特急スーパーあずさ5号 松本行】
新宿からは「8時ちょうどの」スーパーあずさ5号に乗車。
後2ヶ月ほどで引退(廃車)となるE351系車両です。


乗車券はえきねっと限定「トクだ値35」の乗車券+特急券。
新宿発着の乗車券+特急券(普通指定席)限定で枚数限定で35%引き。
定価だと6570円なのでなかなかのお得感です。

競合している高速バスへの対抗策でしょう。 35%引きで高速バスよりやや高い価格となります。
枚数限定ですが、設定枚数は多めのようで、閑散期なら前日でも購入可能の場合あり。



高尾までは過密区間なのでゆっくり走り、高尾〜大月はトンネル多め。

大月を過ぎると景色が良くなってきます。
富士山、南アルプス、北アルプスと景色が楽しめるD席(進行方向左側)の窓の良い位置を
選んだ甲斐がありました。(こちらのHPにて確認)


上諏訪付近は結構雪が残っていました。



E351系といえば振り子機構で揺れが激しいとの評判でしたが、座っている限りは気になりませんでした。
外の景色を眺めているとカーブで車体が傾き、直線に入ると水平に戻っていく様がわかり、面白い挙動でした。
しかし、トイレで席を立つ際は確かに揺れが激しかった。
車掌や車内販売員は大変だと思った。


振り子機構→カーブで車体を5度傾けることにより高速通過可能として時間短縮を図る。
なお、新型車両は傾きが1.5度で揺れを軽減しつつ所要時間は今と変わらずとのこと。





(3)岡谷駅(10:35発)→木ノ下駅(11:16着)【JR中央線・飯田線 普通天竜峡行】
岡谷到着。 寒い!

0番線に移動して天竜峡行の飯田線直通列車に乗り換え。
辰野までが中央線で辰野から飯田線になりますが、飯田線全ての電車が中央線岡谷〜茅野方面に直通。

座席が埋まる程度混んでいましたが辰野駅で大量下車。
飯田線内も各駅それなりに乗り降りが多かったですね。


途中の「沢駅」で伊那地域を登録。

残りの駒ヶ根地域と飯田地域は中央西線(名古屋→塩尻)or飯田線で取得可能なので、
いつか通る時に取得する方向。 


木ノ下駅に到着。 9分後に折り返し列車が来るのでこの駅で下車。
それなりに利用客もあり。



駅から大きな木が見えたのでそっちの方に歩いてみます。

神社に立派なけやきの木がありました。 お祭りをやるようで露天などが慌ただしく準備をしていました。


神社から駅方面を見るとこんな感じ。 神社は徒歩2分程度の位置。



(4)木ノ下駅(11:25発)→岡谷駅(11:56着)【JR中央線・飯田線 普通上諏訪行】
(4)木ノ下駅(11:32発)→岡谷駅(12:04着)【JR中央線・飯田線 普通上諏訪行】
折り返し上諏訪行電車は7分遅れ。 遅れた理由は「車掌の乗客対応」
飯田線は単線で利用客もそれなりなのにほとんどが無人駅で車掌(ワンマン列車は運転手)
がほとんどの駅で切符、運賃の受け取りを行うので遅れるようです。

岡谷での乗り換え時間は29分なので遅れは問題なし。

(5)岡谷駅(12:25発)→松本駅(12:52着)【JR中央線・篠ノ井線 普通松本行】
(5)岡谷駅(12:29発)→松本駅(12:56着)【JR中央線・篠ノ井線 普通松本行】

岡谷からは普通列車で松本へ。 多分座れないけど27分なので我慢しましょう。

2番線の甲府行が特急通過待ちで停車中かつガラガラだったので車内で待つ。(外寒い)
ここで茅野〜岡谷間のみ単線のボトルネック発動。

上りのあずさが遅れる→下りのスーパーあずさが遅れる→その後の松本行が遅れる。
という感じで4分遅れ、甲府行も松本行が到着しないと発車できないので4分遅れ。

松本行普通列車(3両)は学生の帰宅ラッシュもあり満員で到着。
大量に下車がありましたが立ち客多数で途中乗り降りがそれなりにあり混雑したまま松本到着。

4分遅れで到着のため、バスの乗り継ぎ時間が4分。
「間に合わなかったらタクシーでいいや」と思いつつ、お城口のバス乗り場に急ぐ。


(6)松本駅お城口(13:00発)→旧開智学校(13:12着)【タウンスニーカー(バス) 北ルート】
1分前にバス停到着。 乗客は外国人観光客2名と私のみ。
無愛想な運転手でしたが、松本城バス停で下車する外国人に
片言の英語とジェスチャーで道順を教える姿は好印象。

渕東なぎさ発見。 このキャラは頭でかすぎじゃないですかね。
終点なので、降りようとしたら「降りますか?」と運転手に聞かれてびっくり。
「終点バス停では降りるボタンを押さない」はローカルルールのようです。


旧開智学校に到着。 バス停目の前で便利。

入場料300円を払って入場。
こちらは明治時代に学校として使われた建物を移築し、教育資料館として使われています。
各教室等に資料展示されているのとのこと。

心得の4番が消えているのが気になります(笑)

入るといきなり学校の廊下です。 教室には椅子机があり当時の雰囲気が偲ばれます。
明治時代の建築物なので床はぎしぎしいいますし、冷暖房設備もないのでとても寒い。
学生時代の体育館の寒さを思い出します。


みんなのトラウマ、かけ算九九の一覧表。

右側の展示は重要文化財にしては珍しく「触れる展示物」
上が瓦、下段は塔の上についている方角版。


2階に上がります。 ガリ版とか昔の機材も展示。



講堂はステンドグラスやシャンデリアなどがあり、和洋折衷な雰囲気です。


建物中心にある八角塔への入り口。 残念ながら入ることはできませんが、
内部の写真が合わせて展示されていました。



展示内容ですが、各教室が展示室となっており、明治〜昭和にかけての教育につかった教科書や
関係書類等が多数展示されていました。

各時代における教育方針、第二次世界大戦前後の混乱期の対応など、
当時の子供たちの作文などから当時の状況を垣間見ることができました。

各展示物には丁寧な説明が併記されており、大変勉強になる内容でした。
なお、1時間ほど中を見学しましたが、他の見学客とのすれ違いは1回しかなく空いていました。
閑散期最高!


資料展示メインなので当時の教室の状況を再現した展示等を想像して訪問すると肩すかしかもしれません。
また、じっくり見たい展示物ばかりなので混雑時期に来るとあまり楽しめないかもしれません。


展示物が豊富で満足できたのでクリアファイル(2枚で500円)を購入(お布施)して退出。

構内には隣接する開智小学校の児童が作ったと思われる顔出しパネルがありました。

右側の写真は隣接する現役の「開智小学校」 こちらも建物の作りが洒落ています。


開智学校の展示見学が早く終わったら上高地線の1本早い電車に乗ることも考えましたが、
展示見学時間が長かったので、予定通りの電車でゆっくり戻る感じにしました。

とりあえず松本城まで歩いてきました。

すずめと松本城を激写。 入城料は払わず、写真だけ撮影。


松本城と偶然通りかかった白鳥。



インスタ映えする冬晴れの松本城。


松本城は無料ゾーンだけ散策して、松本駅まで徒歩で向かいます。
途中通り道にあった「開運堂」という和菓子屋が気になったので立ち寄ってみたら、
年に一度実施される「松本あめ市」の期間のみ発売される「力餅」を販売中とのこと。

限定品に弱い日本人なので購入しました。

さらに歩いて松本駅ロータリー内にあるアルピコ交通バスターミナルに立ち寄り、
上高地線の1日乗車券を購入。

バスターミナルが立派でびっくりしました。
気温は天気予報どおり、4度となっていました。


道中購入したもの、上高地線の一日乗車券と力餅。
力餅は紅白各3個づつの計6個入り。 色によりつぶあん、こしあんと中身が違っていました。

どちらも税込み1000円です。


(7)松本駅(15:26発)→新島々駅(15:57着)【アルピコ交通上高地線 新島々行】
改札はJRと共用なので、有人改札を通って6・7番ホームへ。
(6番線がJR大糸線、7番線が上高地線)
列車出発まで20分ほどあるので、プラツト-ホーム上にあるそば店にて遅めの昼食。

メニュー形態が変わっていますが、「特上」とつくのが40円増し+ゆで時間3分の生そば
通常のそば・うどんはゆでおきをゆで直す通常のえきそばと同様のもの。

店内は5席+立ち食いスペース2名分程度のこぢんまりとした感じですが、
時間的に空いており、料理は4分程度で提供されました。

特上かきあげそば410円+大盛り100円を注文しました。

そばは「特上」とうたうだけあって文句なしの美味しさである。
かき揚げは駅そば仕様で揚げおきであるが、保温はされているようで温かくなっているのが好印象である。
大盛りは100円増しで2玉になる仕様なのも嬉しいところ。
しかし丼が普通盛りと共通らしく、麺がぎっちり入っている感じになってしまっているのが残念なところ。
機会があれば次は冷やしそばを食べたいとおもつた。

評価: めん:甲 つゆ:乙 総合:乙 
※評価方法はこちらの個人サイト様の基準を準用しています。
http://ekisoba.jpn.org/



そばを食べ終わって、ホームに出たら列車が到着しており、前回新村駅車庫の奥に隠れていた
「なぎさトレイン」が停車中でした。

スタンプラリーアピールのヘッドマークも着いていました。

列車が発車直後に急停車。 何事かと思ったら乗り遅れた乗客がいたらしく、
再度ドアが開き、乗車終了後発車。 珍しい光景でした。

車内はほぼ席が埋まる程度の混雑から徐々に空いていく感じ。
途中駅からの乗客もそこそこありましたが、新島々に着くときは乗客3人でした。

(8)新島々駅(16:04発)→松本駅(16:34着)【アルピコ交通上高地線 松本行】
開智学校見学等で時間がかかったため、ここはスタンプを押印して7分後発車の折り返し列車に乗車。

新島々駅の奥側はしばらく線路が続いています。
この先に昔「島々駅」があったようです。(災害後復旧せずに廃止)

松本駅周辺は雪がなかったのですが、ここら辺は雪が残っています。



時間が短くてあわててしまったのか、インクが薄かったのか、スタンプが若干かすれてしまいました。



車内広告に掲示されていた渕東なぎさグッズの一覧。
種類が豊富すぎると思った。


松本到着後は一旦改札を出て、適当にお土産のお菓子等購入して、JR線のホームへ。

前回買って美味しかったアップルシナモンかりんとうを購入。
新作のメープルアップルかりんとうも合わせて購入。


(9)松本駅(16:58発)→新宿駅(19:36着)【篠ノ井線・中央線 スーパーあずさ28号 新宿行】

帰りもE351のスーパーあずさ。

錦糸町直通の「あずさ」にしようかと思ったのですが、えきねっとの35%引きは新宿発着のみで
錦糸町(船橋・千葉)発着は対象外ということで一本早いスーパーあずさにしました。

今後3月には「スーパーあずさ」は全て新型車両となり、将来的にはあずさ、かいじも含めて新型車両になるそうです。
現行の「あずさ・かいじ」の車両は踊り子号に転用され、踊り子号の古い車両も近々引退するそうです。
新型車両に統一されるとあずさ・かいじも高速化されて、「スーパーあずさ」という列車自体消滅するかもしれないですね。


定刻どおり新宿に到着。 都営新宿線経由の乗継ぎが良好な時間だったので帰りも新宿線経由で帰宅。
結構寒かったのですが、好天に恵まれ色々楽しめた良い一日でした。





動画 甲斐大和駅〜勝沼ぶどう郷駅間で数分だけ見える景色。(ファイル容量14.6MB)
この景色を見るためにはD席(進行方向左側)に座ると良いでしょう。
帰りに見えた夜景もきれいでした。