2016年9月18日 PCパーツ交換メモ

(昔話)
我が家のPC遍歴は「PC9801BX」から始まりました。
PC9801BXは定価ベースで45万円程度していた時代に定価218000円で発売された機種です。
ソフマップで13万円程度で購入した記憶があります。(1993年3月)
家庭用ゲーム機には移植されなかった(移植されても出来が今一つ)ゲームをやり倒しました。

楽しんだゲームの一例
 アートディンクの「A4」、「ビッグオナー」、「トキオ」、「天下御免」、「HR2」 光栄の「大航海時代2」「三国志3」 
 コンパイルの「魔導物語1−2−3・ARS」 日本クリエイトの「野球道2」

 ザルバールの蒸留塔とかも名作でした。
 MIDIのハードウェアを安価で譲ってもらってMIDIをかじったり、一太郎で文書作成の練習をしたりとかもしました。
 
そして、1997年だったかと思いますがMaki氏に薦められ、秋葉原のラジオ会館内のPCパーツ屋で一式購入。
最初に買ったPCはCPUがcylixのもので、メモリは64MB、グラボはS3の「ViRGE」、HDD2.1GBで
容量の多さにびっくりしたものです。(PC9801のHDDは170MB)

 それ以来、PC=自作するものという認識でノートPCを除いて、市販PCは購入したことがありません。
 なお、余ったパーツは家族や友人に無償or安価で譲っており、過去のPCも各地で稼働しております(笑)


というわけで、今回組み換えを行ったPCの記録となります。(いわゆる備忘録)

今回購入したパーツはこんなかんじ。
CPU

i7-6700K skylake(第6世代)のCPUです。
CPUクーラーが付属していませんが、元々CPUクーラーは別途買う予定なので問題なし。
(リテールクーラーはとにかく騒音が大きいので使う気になれません)


マザーボード

かなり前から我が家のPCはマイクロATXで統一しています。
skylakeのマザーボードはマイクロATXも豊富にあり助かりました。


SSD

今回の目玉、PCIEXP接続により、SATAの限界を超えた高速読み書きが可能なもの。
m2というマザーボードにチップを直接セットするタイプのものもありますが、
発熱がすごいということで、安定性を考えてPCIE接続タイプにしました。


グラフィックボード

GTX950 ミドルレンジのものです。
現行は3Dゲームを特にやらないので、「やりたくなった時に困らない程度」のものを選択。
グラフィックボードは性能と消費電力が比例するので、そこらへんも考慮して選びました。


メモリー、OS、シルバーグリス

メモリーはキングストン社の8GBx2 1600円ほど高くなりますが、
安定性を求めてヒートスプレッダ付きを購入しました。

OSはウィンドウズ10PRO 64bit版を購入。
使い慣れているwindows7で行きたいところですが、OSバージョンアップは
いつか通る道ですし、次世代CPUはwindows8.1以上推奨なので、最新OSにしました。

シルバーグリスは熱伝導率が高いものを購入。
CPUクーラーに付属していますが、これも性能重視で。


電源

これも今回の目玉。 
現在はsuperflowerのプラチナ電源を使っているのですが、5年使っていることと
容量が550Wと若干不安であることから、自作業界で「高いけど安定」と評判である
シーソニック社のプラチナ電源に買い換えました。


CPUクーラー

いまはやりのサイドフロー方式にしました。
CPUクーラーは冷却力とサイズ、重さが比例(設置難易度も比例して上がる)するので
オーバークロックをしないことを鑑みてそこそこの性能でプッシュピン方式で設置しやすい製品を選択。


ツクモといえばクリアファイル

1会計1万円以上購入で1枚もらえるクリアファイル、なぜか2枚入っていました。
サービスなのか、2枚貼り付いてしまったのかは不明です。
小冊子「初めての自作PC講座」は内容が充実していした。





組み立て作業等

PCケース、データ用HDD、光学ドライブは流用します。

交換前の状況、CPUクーラーはトップフロー形式を使用しています。
ごっついパイプがついているグラフィックボードは7年落ちのRADEONで今となっては低性能です。


外したパーツたち。

SSD(256GB)、グラボ、マザー(CPUと8GBメモリ装着)、電源
マザー一式はseven氏に譲る予定です。


PC自作で高難度を誇るスイッチ、LED類の接続補助キット

前回のMSIマザボにも類似品がついていましたが、こちらはパーツにケーブルを差し込んで、一括で
コネクタに差し込む仕様のもの。 パーツにうまくケーブルが固定できませんでしたので、
結局マザーに直刺ししました。 これは失敗作だと思います。


今回のキモであるZOTAC社のPCIE接続のSSD(480GB)です。

見た感じ放熱対策は十分な感じです。


CPU全景(CDは大きさ比較のため置いています)

こんな小さなパーツが凄い量の仕事をこなすわけです。



自作PC高難易度作業、CPUクーラー装着。
CPUとの接地面にグリスを薄く均一に塗るべし。

グリスの塗り方はこんな感じでよいのでしょうか? いつも不安になります。
前回使った引き延ばし用のヘラが行方不明で困ってしまったのですが、
コンビニでもらうヨーグルト用のプラスチックスプーンを使ったらよい感じでした。

プッシュピンが4か所「カチッ」と音がするまで押し込み、背面からきっちりはまっていることを確認。
ここで、マザーボードの固定がうまくいかないプチトラブル発生。
ねじ穴とマザーボードのねじ穴の位置がなかなか合わず、30分くらい苦戦してようやく固定。


最後に電源設置

シーソニックの電源は立派な巾着袋に包まれておりました。



全て着脱可能式のケーブルのため、取り回しが大変楽です。
安価な電源はすべてのケーブルが直付けで不要なケーブルはPCケース内に押し込む必要があります。
エアフロー的に良くないですし、予期せぬトラブルの遠因にもなりえます。
(例:コードがファンに入り込んでファン停止→温度上昇→異常終了)


入れ替え完了

CPUクーラーががらっと変わりました。
サイドフローは縦型ヒートシンクに熱を逃し、直接排気ファン方向に熱を放出するものです。
トップフローはヒートシンクの上に設置されているファンが下方向に風を出して熱を放散させるものです。
(写真左が背面になります)
 CPUクーラーのファンが背面の放熱ファンに向けて熱風を放出するので、効率的な排熱ができそうです。

サイドフローの方がCPU自体の冷却能力は高くなりますが、トップフローはマザーボード全体を
まんべんなく冷やす効果もあり、一長一短であります。

ここらへんは、実際に稼働させてみないとどうなるかわからないですね。



最後にPC全面にラベルを貼付して完了。

旧ステッカーはどうしてもきれいにはがせないので、そのままにしました。



そして、緊張の瞬間、電源オン。
過去の経験より、電源はいらない、HDD認識しない、いきなりCPU温度が上がるなどのトラブルが発生するところですが。

何事もなくBIOSが起動し、WIN10のインストールまで完了しました。
この後、アプリをインストールして、環境を整えて一通り作業終了。

組み換え後の状況

 各種アプリをインストールしましたが、動かなかったのはCD革命のみ。
 他は今のところ問題なく稼働しています。

稼働しなかったソフトと、稼働するか不安があったが、問題なく稼働したソフト(主にメーカーの動作保証なく、古いもの)を記載しておきます。

★稼働しなかったソフト★
 CD革命VER12(CD/DVD仮想化ソフト)
  症状:インストール時に「WindowsMeにはインストールできません。」とメッセージが表示されインストール不可。
  ※WindowsMeは98とXPの間にリリースされた伝説のクソOS(以下全て実体験なので、文句を言う権利はありますw)
   ・ゴミ箱を空にするとフリーズ
   ・IEを起動して一定時間たつとフリーズ
   ・UOをやりながらIEで調べものをするとフリーズ、再起動してUOにログインするとキャラは死亡したあと。
   ・エクセルが突然落ちる、固まる。
   ・昨日までつながっていた他のPCとの接続が突然できなくなる。
   XPにしたらすべてが解消しました。 インストールのメッセージのせいで嫌なことを思い出しました(笑)

  対策:CD革命VER14を購入(ヨドバシで6080円)
  CD革命はXP→7に変更の時もインストールできず買い替えています。
  特殊な用途のソフトなのでいたしかたないところか。


★不安があったが稼働したソフト
 ・ADOBE フォトショップエレメンツ&プレミアーエレメンツ(発売:2008年)
  →画像加工で長年使用しているため、VERは変えたくなかった。
   プレミアー(動画編集)も最近は使用頻度は低いが、やはり使い慣れているため変えたくない。

 ・ADOBE ACROBAT9 (発売:2008年)
  →SCANSNAP(オートフィーダー付きスキャナ)の付属ソフトにつき引き続き使用したかった。

 ・ホームページビルダー15(発売:2010年)
  →5年前XP→7に変更した際にVER7(2002年発売)から買い替えたもの。
  今回はウインドウズ10でも無事稼働。

 ・TMPGEnc 4.0 XPress(発売:2006年)
  →動画エンコードソフト。 5.0も導入しましたが、FLVへ変換できるのが4.0のみのため、時々使用しています。
  

確認したのはインストール→起動までなので、使っていくうちに不具合が起きるかもしれませんが、メーカーが動作保証していないものなので、
そのときはソフトの使用をあきらめるか、新しいVERを購入することになります。



パーツ購入備忘録。 購入日:2016年8月6日
凡例⇒種類:【メーカー名】商品型番(メモ)¥値段(税込表記)

SSD:【ZOTAC】ZTSSD-PG3-480G(PCIe3.0接続のSSD)¥59,160
CPU:【intel】i7 6700k ¥39,938
マザー:【GIGABYTE】GA-Z170MX GAMING5(Z170チップセットのmicroATXマザー ¥20,520(CPUとセットで2000円引きセール適用価格)
メモリー:【kingston】HX421C14FBK2/16(ヒートスプレッダ付、DDR2133 8GBx2枚セット) ¥8,618
CPUクーラー:【coolerMASTER】Hyper TX3 EVO(サイドフロー方式、プッシュピン取り付け) ¥3,002
グラボ:【MSI】GTX950 2GD50CV2 ¥19,796
電源:【seaSONIC】SS660XP2S(PLATINUM認証、660W電源) ¥19,245
OS:【マイクロソフト】WINDOWS10PRO64J(プロ、64bit dsp版) ¥22,464
その他:【アイネックス】AK450SS(シルバーグリス) ¥699

総額¥193,442円 実質¥187,321
ポイント還元:ヨドバシ5916P ツクモ205P(SSDのみヨドバシ、他はツクモEXにてまとめ買い)

これで5年は余裕で持ちます。